投稿

3月, 2025の投稿を表示しています

kaliとは何か?

わかりやすい一言でいうならば「フィリピン武術」 では、どんな武術か? 今の時代で表現するならば「総合格闘技」ですが、「格闘技」か?と言われれば、少し違います。 フィリピンは多くの島から成り立ち、古くは複数の部族がありました。古く日本でもそうでしたが、複数の部族があれば当然のように争いごとがありました。 日本は刀文化、いわゆる「日本刀」でしたが、フィリピンは「ソード」「ナイフ」など多種多様刃物類。刃がついているものはすべて武器。刃がついていないものもすべて武器。常に争いがあったので、命を守るために戦ってきたのです。 そもそもがそのような戦闘部族。しかし、時は流れ、文明が進化し、大海原を渡ってやってきたのがスペインでした。 スペイン人が使ったのは「銃」。しかし、本来ならば圧倒的に強いと思われる銃で撃ってもフィリピン人は倒れませんでした。しかもヨーロッパ人に比べとても小さいのにものすごく強い。動きも複雑。 結果的にスペインの植民地になり、その戦闘技術の危険性からナイフは取り上げられましたが、その戦闘技術は水面下で独自の進化を遂げ、脈々と伝承されてきました。 独立後、戦闘技術もまたフィリピンの文化として表に出てきましたが、そもそもナイフやソードなど超危険物。稽古中にも怪我が絶えません。 そこで、万人が稽古しやすいように進化させたのがモダンアーニスの父と呼ばれる「レミー・プレサス」。彼により現在のカリの基礎となる「スティックによる稽古」や技術伝承方法により大怪我を避ける稽古と進化を遂げ、今ではカリはフィリピン国技となっています。 それでも、そもそもは戦闘武術。 基礎的なスティックでの打ち合いだけではなく、本格的に学ぶと体術や関節技など、素手でも相手と「戦闘」を目的とした技も伝承されています。 そのため、世界中の軍隊でもカリの理論やメカニズムが取り入れられ、非常に優れた戦闘技術として有名になり、今では映画やドラマでもその技を取り入れたアクションをしてたりもして、一般的にもその名が通るようになりました。 注意)上記はあくまでも一つの通説です。歴史的事実や教科書などとは異なる場合がありますので、そのつもりでご一読ください。 #カリ #歴史 #総合格闘技 #奈良 #生駒

Mutya Filipino Fighting Arts Academyとは何か?

イメージ
それは、フィリピン人グランドマスターであるMildred "Manami" Mutya Nakamura (以後:愛美師範)が開設したカリ道場のこと。 大阪の東住吉に本部を置き、現在は、「富田林」「港」「森ノ宮(カルチャースクール)」「鳳(カルチャースクール)」「城東」「名古屋」「橿原」「天理」「新大宮」「生駒」「橿原曽我川」と、本部を含めると計12の拠点を持ち、近々鳥取県にも支部が誕生予定です。 「カリ」はもともとフィリピンの長い歴史の中で、より優れた戦闘に進化しながら連綿と受け継がれてきた総合戦闘武術。たくさんの部族から成り立つフィリピン諸島は、古の時代から部族同士の争いが絶えず、人々はその頃から戦闘の中で生きてきた。イギリスの植民地時代も絶えることなく受け継がれたこの技術は、モダンアーニスの父と呼ばれるレミープレサスにより多くの人が学べるモダンアーニスへと昇華され、世界中に広まり、今ではカリはフィリピンの国技となりました。しかし、「モダン」と呼ばれても、そもそもは「戦闘技術」。一般的には公開されず、文献もなく秘匿された技術は受け継がれ、現在にも継承されています。 愛美師範は本国フィリピンにて軍隊や警察学校、各道場にて指導をされてきた戦闘武術のエリート(詳しくはトップ固定の愛美師範についての記事を参照)。イギリス統治時代に本来ならばイギリス名に変更されるはずがあまりにも優れた戦闘技術を持った一族の為、特別に古代から受け継がれた「Mutya」の名字を残すことを許された特別な一族。子供のころから培ったその技術は他の追従を許さない程。 その愛美師範が来日。日本でもカリを広めるため開設したのが本Academyとなる。 生徒も性別・年齢問わず小学生から70代まで幅広く、国籍や職種もバラバラ。 世界で有名な師範ですから、時折海外からの出稽古希望者などもあります。 時折、警察間相手の特別稽古に呼ばれたり(本部サイトの過去記事参照)ワールドフェスティバルなどの大きなお祭りから地域の小さなお祭りまで各種イベントの演武に呼ばれたりなど(本部サイト過去記事参照)、各種イベントへの参加もしています。 稽古は基本技術を身に着けられるようになっています。 (エリートコースと呼ばれる稽古もありますが、そちらは高度技術であると共に身に着けると危険なため、技術・人格・自制・忍...

Mutya Filipino Fighting Arts Academy 生駒     カリ教室のブログ始めました。

 カリの楽しさをみんなに知ってもらうための「カリづくし」ブログです。 日々の稽古の写真や動画、MFFAAのニュース、フィリピンの文化などをスローペースで更新していきます。 読むだけでも楽しめるようなブログにしていきたいと思っています! Mutya Filipino Fighting Arts Academy生駒支部(以後:生駒支部)では年齢層も50歳と幅広く、一切運動をしてこなかった人から武道経験者まで在籍しています。 カリの技術だけでなく、苦手と向き合う心・己の成長仲間の成長を喜ぶ心・己も仲間も尊ぶ心・共に笑う時間・共に励まし合う強さなど、”仲間と共に在れる楽しさ”を感じられる笑顔溢れる道場です。 ”カリの楽しさ”をより多くの人に ”武道”の心をより深く ”フィリピンの優しく明るい文化”をより身近に MFFAA生駒を宜しくお願い致します。 #カリ #アーニス #エスクリマ #MFFAA #奈良 #Mutya #Kali #生駒 #曽我川